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MYSTというゲームをご存知でしょうか。ジャンルではアドベンチャーゲームになると思います。初めはPCゲームとして出されていますが、のちにPS、PS2に移植などもされています。

9587327myst_eurofront.jpg
1993年にしては美しい島

やる事はマップを歩き回りひたすら謎やパズルなどを解いていくこと。 初代のMYSTではいきなり島に飛ばされてまず何をするのかすらわからない。まず初代MYSTはこの「一体何をしたらいいのか」というソワソワ感、不安感、ワクワク感がたまらないし、そんなゲームは前例になかったのではないかと思う。

島をうろつくにしたがって徐々に自分のすべき事が分かり始めるが、色々な証言をする人が3人現れ「一体過去に何があったのか」「一体過去に何があったのか」が徐々に分かり始めるが、「一体誰の言っている事を信じるか」などの要素や、本に時代が書かれており色々な時代に接続するという特殊で、圧倒的に「作りこまれた美しい世界観」にはかなり感動しました。

Riven.jpg
1998年にしては不思議な木

第2作目となるRIVEN。自分はRIVENがMYSTシリーズ最高傑作であるように思います。
MYSTよりはアトラスの父ゲーンを捕らえるという目的が最初に与えられますがどこにゲーンがいて、どうやってそこにいくのかは全く分からず「一体何をしたらいいのか」という面白さや「作りこまれた美しい世界観」は欠けていません。

「一体過去に何があったのか」というのはアトラスの日記を読めば大体分かってしまうためあまりありません。あと「一体誰の言っている事を信じるか」という要素について人間の会話はアトラス、ゲーン、キャサリンの会話を聞けば真実はすぐにわかってしまいますが、「一体誰が正義なのか」というのは思わず考えてしまいます。アトラスが必ずしも正義とは思えませんね。

RIVENが素晴らしいのはMYSTではその特殊な世界観を理解し、体感させるために多くの時代に移動させましたが、続編という事でその世界観がわかっている事を前提とし、RIVENという1つの時代を深く描いています。
初代MYSTはMYST島を拠点に4つの時代に移動しパズルを解いていきますが、RIVENではパズルを解くのは主にRIVENの時代のみであり、イベント上移動する時代は2つしかありません。

RIVENではMYSTで存在しなかったその時代に暮らす住人が存在します。住人達との交流はありませんがRIVENの時代にはMYSTでのチャネルウッドのように随所に住人達が生活している息遣いが感じられます。パズル1つをとっても、何の為の装置なのか分からないようなパズルが満載だったMYSTに比べ、RIVENでは人が使う事が前提となっている装置などがパズルの元になっていて、「一体どのように使われているのか」、「一体ここでどのように暮らしていたのか」と考える面白さが加えられています。

RIVENではMYSTのように1つ1つの時代をクリアしていくような感じはなく、4つの大きな島は移動しようと思えばすぐに移動することができます。
MYSTでは植物などはありましたが非常に無機的な雰囲気でしたがRIVENは生物が生息しているのを見る事ができ、有機的な雰囲気がしMYSTとの差別化が図れています。
広いフィールドを思い通りに移動する事や有機的な雰囲気により、RIVENの時代全体に散りばめられたヒントを読み解き、張り巡らされた謎を解いて過程においてRIVENという時代を私たちは身近に感じる事ができ、その場の匂いがしてくるような感じさえします。
メカニカルな装置や施設と自然との融合もMYSTに比べ洗練されており、私たちが受けるRIVENの雰囲気に強い説得力を与えています。

myst3.jpg
2001年にしては美しいがどこかダサい

MYSTⅢでは360度見渡せるシステムが搭載されてグラフィックの美しさ、パズルの鮮やかさは増しましたように感じますが、RIVENのようにパズルに何か説得力のある意味があるようには感じられなくなってしまいました。雰囲気や装置や施設もどこか華やかすぎてケバい感じが拭えません。
RIVENでMYSTとしてやる事はやりつくしたのかなと思います。
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