おもしろいことをたくさんしたい
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よく行く本屋さんに平積みされている上、ミステリ好きにはなんとも挑発的に映るPOPによって思わず買ってしまった樋口有介の「ピース」を読んだ。樋口有介という方の本は初めてだったのですが、非常に読みやすい文体でスラスラ読めたのだが、全体として「えっ、これでお終い?!」ってな感じであった。
中でも犯人の動機というか、そこらへんに非常に違和感というかなんというか、そんなものが残った。
以下ネタバレ全開です。
中でも犯人の動機というか、そこらへんに非常に違和感というかなんというか、そんなものが残った。
以下ネタバレ全開です。
で、本屋さんのPOPには、表紙の朗らかにピースをしている人達の事、そして事件は御巣鷹山にまで遡る・・・とまで書かれていたので、「御巣鷹山と言えば飛行機墜落事故。ってことは事故現場でピースでもしてたのが犯人の逆鱗に触れたのか~?」ってな軽いヨミで読んでたんですが、まあどんぴしゃでした。POPにそういうのは書かないほうがよいのでは・・・。
amazonのレビューでも散々言われていますが、まあミステリとして弱い。最終的な犯人と思われるマスターにまで辿り着くための決定的な伏線はあんまりなく、最後の刑事の情報を待たなくてはならないのはいただけません。読者もちゃんと考えていれば解決編を待たずして犯人を指摘できるような決定的な伏線をなんとか張り巡らせるべきだったと思います。
ミステリとしてどうのこうのは、他のレビューでも言われていると思うのでもういいのですが、私がとにかく気になったのは犯人の動機です。
小長が直接的な実行犯であったわけですが、本当の黒幕は元公安のバーのマスターのおっさんであったと。で、小長のことを元公安のマスターがマインドコントロールしたんですが、小長とマスターとの繋がりを匂わす伏線が必要だったと思いながらも、それはもう百歩譲ってそれでいいとして、このマスターの殺人の動機ってもう適当すぎませんか??
この文庫の表紙にもあるようにバラバラ殺人の被害者たち、及び小長は御巣鷹山の飛行機墜落事故の現場でテレビカメラに向かってピースをするという困ったチャンな行動をしてしまい、それがマスターをプンスカさせてしまうのです。しかもピースをしたメンバーの大半が子供である中、小長のみは大人、これにはマスターも苦笑いってな感じなんですが、他は子供なんですよ。で、小長って奴は全く反省もないような所謂DQNな奴なんでマスターもこれには堪りかねてヤっちまいましたって流れなんですけど、これってその当時の子供たち殺す意味ってあるの??
いやもちろんモラルゼロのボーイ&ガールをその場でシバいても構わないと思いますけど、反省の色全く無しの大人の小長はまだ分かるとして、その当時子供だった奴らも殺しちゃうの?しかもその子供らって大人になっても反省しなかったかぁ?その描写はいずこに?殺すにしても事故現場でピース出来ちゃうような子供に育てちゃった親を殺すべきでは??
何かっていうと、確かに事故現場でピースするような餓鬼共はクズかもしれないけど、そんなクズのような子供を生成しちゃった責任の一端は社会にあるはずで、マスターは社会の構成要員の一人として不甲斐ないとか、情けないとか自分自身については全く何も思わなかったのか?子供を責めても構わないけど、その前に自分自身に乗っかって来てる僅かな責任を噛み締めてから行動に移して欲しい。
で、こういう無責任な言動の構図で思い出されるのは「最近の若者は~」とはいうしょーもないクソジジイ共のことなんですけど、何が腹立つかっていうと自分達に全く責任が無いと思ってる発言であるということで、何かっていうとまぁ子供の教育の責任は親に一番あるとは思いますけど、餓鬼とか若者って奴は道端でほっといたら勝手に生えてくるもんとは訳が違うんであって、まず家があって、小中高大学があって、そして何より社会があるはずじゃないのかと。
もちろん糞餓鬼を目の当たりにして、こんな見ず知らずの餓鬼の責任が自分にあるとは思い辛いとは思うけど、そんな糞餓鬼を生成してしまった社会的責任というのは多くの社会人に分散されて、本当に認識し辛いほどに細かくなってはいるけど、確かに一人一人に乗っかってくるものだと思うんだけどどうなんだろ。
最近の若者は無気力だ、物欲がない、草食系だ、頼りないとか言ってる奴は、若者を去勢して、抑え込みそんな風に育て上げてしまった社会の構成要員の一人として恥ずかしく思わないのかぁ!
amazonのレビューでも散々言われていますが、まあミステリとして弱い。最終的な犯人と思われるマスターにまで辿り着くための決定的な伏線はあんまりなく、最後の刑事の情報を待たなくてはならないのはいただけません。読者もちゃんと考えていれば解決編を待たずして犯人を指摘できるような決定的な伏線をなんとか張り巡らせるべきだったと思います。
ミステリとしてどうのこうのは、他のレビューでも言われていると思うのでもういいのですが、私がとにかく気になったのは犯人の動機です。
小長が直接的な実行犯であったわけですが、本当の黒幕は元公安のバーのマスターのおっさんであったと。で、小長のことを元公安のマスターがマインドコントロールしたんですが、小長とマスターとの繋がりを匂わす伏線が必要だったと思いながらも、それはもう百歩譲ってそれでいいとして、このマスターの殺人の動機ってもう適当すぎませんか??
この文庫の表紙にもあるようにバラバラ殺人の被害者たち、及び小長は御巣鷹山の飛行機墜落事故の現場でテレビカメラに向かってピースをするという困ったチャンな行動をしてしまい、それがマスターをプンスカさせてしまうのです。しかもピースをしたメンバーの大半が子供である中、小長のみは大人、これにはマスターも苦笑いってな感じなんですが、他は子供なんですよ。で、小長って奴は全く反省もないような所謂DQNな奴なんでマスターもこれには堪りかねてヤっちまいましたって流れなんですけど、これってその当時の子供たち殺す意味ってあるの??
いやもちろんモラルゼロのボーイ&ガールをその場でシバいても構わないと思いますけど、反省の色全く無しの大人の小長はまだ分かるとして、その当時子供だった奴らも殺しちゃうの?しかもその子供らって大人になっても反省しなかったかぁ?その描写はいずこに?殺すにしても事故現場でピース出来ちゃうような子供に育てちゃった親を殺すべきでは??
何かっていうと、確かに事故現場でピースするような餓鬼共はクズかもしれないけど、そんなクズのような子供を生成しちゃった責任の一端は社会にあるはずで、マスターは社会の構成要員の一人として不甲斐ないとか、情けないとか自分自身については全く何も思わなかったのか?子供を責めても構わないけど、その前に自分自身に乗っかって来てる僅かな責任を噛み締めてから行動に移して欲しい。
で、こういう無責任な言動の構図で思い出されるのは「最近の若者は~」とはいうしょーもないクソジジイ共のことなんですけど、何が腹立つかっていうと自分達に全く責任が無いと思ってる発言であるということで、何かっていうとまぁ子供の教育の責任は親に一番あるとは思いますけど、餓鬼とか若者って奴は道端でほっといたら勝手に生えてくるもんとは訳が違うんであって、まず家があって、小中高大学があって、そして何より社会があるはずじゃないのかと。
もちろん糞餓鬼を目の当たりにして、こんな見ず知らずの餓鬼の責任が自分にあるとは思い辛いとは思うけど、そんな糞餓鬼を生成してしまった社会的責任というのは多くの社会人に分散されて、本当に認識し辛いほどに細かくなってはいるけど、確かに一人一人に乗っかってくるものだと思うんだけどどうなんだろ。
最近の若者は無気力だ、物欲がない、草食系だ、頼りないとか言ってる奴は、若者を去勢して、抑え込みそんな風に育て上げてしまった社会の構成要員の一人として恥ずかしく思わないのかぁ!
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