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「ジャッカス」っていうアメリカの番組があって、今この映画が上映されたりしてます。
で、この「ジャッカス」という番組はいい大人がとんでもない馬鹿なことをやるというもので、とんでもない内容のイタズラだったり挑戦をするという奴で詳しくはYoutubeでも見れば感じが分かると思うんだけど、この「ジャッカス」が好きな人の中に、なんていうか楽しみ方が違うというか何か好きになれないタイプの人がいます。

そーゆー人がよく言うのは「こいつらは本物の馬鹿だ!これぐらい馬鹿じゃないと芸人じゃない!!」とか「彼らはリアクション芸人の鏡だ!日本の甘ったれた面白くない芸人は見習って欲しい!」とか言うんですよね。

何がおかしいって日本の所謂リアクション芸人というのは建前上罰ゲームだったりの形式で、嫌々やっててそのリアクションを面白がるというやつで、「ジャッカス」に出ている人は自ら進んであーゆー行為をしている訳なので、これでリアクション芸人と比較するのは全く違うと思います。

で、じゃあ「ジャッカス」は面白くないのかっていうとそうじゃなくて、イタズラだったり挑戦が常識外れというか、とんでもないスケールのものだったり、とんでもなくくだらなかったり、やっている事の発想は面白いと思うんですよ。でも、「ジャッカス」を面白がってる人の中になんか違和感を感じる人がいて、何かっていうと「彼らの馬鹿さ加減を楽しむ」というのがあって、これはなんか違う気がするんですよね。

何か「ジャッカス」の中に自分の身を置いて、自分と「ジャッカスの中の大人」との頭の良さ、知性の距離の絶対値で笑っている、要は「あいつらが自分よりいかに馬鹿か」という一点のみで笑ってる気がしてなりません。「あいつらがいかに馬鹿か」という事で笑っていて、肝心のイタズラだったり挑戦の本質的な面白さを全く見ていないんじゃないでしょうか。

  それも一つの楽しみ方だ!って言われたらそれまでですけど、それだけの見方しかできないのに、「日本の芸人は面白くない」とか言うのは腹立ちますね。こういう奴らって自分より面白い奴が好きなんじゃなくて、自分より馬鹿な奴が好きなんだと思います。テレビの中の芸人が面白いかどうか、ということに自分の頭がいいか悪いかということは全く関係ないのに。





こういうタイプのでよくあるのは、食べ物が粗末にされてるコントとかで「食べ物を粗末にするな!」ってクレームを本気で入れちゃう人がいると思うんです。キャシィ塚本とかのコントで結構食べ物が滅茶苦茶にされているんですけど、間違っても「食べ物が粗末になっているという事が面白い」のではないという事です。料理番組という極めて秩序が保たれているであろう番組のフォーマットの中でのキャシィ塚本の滅茶苦茶な言動が面白いのであって、食べ物が粗末になっている、なっていないなどということはこの面白さに全く影響していないように思います。

「笑う」という行為は面白い点を自ら見つけて笑うというもので、受動的な行為ではなく能動的な行為なのだいうことです。
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一人ごっつで放送された「タイムスリップショッピングダンス」。
一人ごっつのDVDの1巻にも収録されていてかなり人気もあると思いますが、
みなさんはこのタイムスリップショッピングダンスのどこが面白いと思いますか。

自分は初め、物価の違いについてテレビショッピング風に紹介する。松本のうまいともヘタとも言えない絶妙なダンスが面白いと思いました。

しかし、DVDに収録されている松本さんと倉本さんの副音声解説を聞いてびっくりしました。

副音声解説ではじめフリップを使って物価について解説してる時は何一つ笑いを入れず「笑いとか嫌いな真面目なひとなやなー。」と松本も言っている。
が、最後に「ターイムスリップショッピングダァーンス」と叫んだところで「なんや!どうしたんや!頭おかしなったんか!」となってポップな音楽に乗せてポロシャツと短パン姿のおっさんが調子よくダンスしながらフレームインしてくる。

ここで松本が「あっ!あいつや!あいつ、あんな奴やったんや!」と言って物価を説明していた人物とダンスを踊っている人間を同一人物と見るのです。これがなんとも面白い!あんな真面目だった人がいきなり子気味よくダンスをし出すと思うとめちゃくちゃ面白いです。

自分はダンス踊ってるおっさんはズラとか被っているので同一人物という視点では初めは見れなかったのですが、「物価を説明している人とダンスを踊っている人を同一人物である」というたった一つの想像力だけでこのコントに恐ろしいほどの面白みがプラスされるのです。

大喜切でもそうですが、お笑いで笑える人とそうでない人の間の「想像できるかどうか」という事がいかに大きな問題であるかという事だと思います。
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