おもしろいことをたくさんしたい
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最近読んだ中でもこれはちょっとすごいぞ!
小島正樹っていう人の作品は初めて読んだんだけど、この人熱い本格を書くな!と思いました。
龍の寺でどんどん人が晒し首にされる殺人事件がどんどん起きる、あらすじはそんな感じ。
ネットで見た感じのこの本の悪い点は「トリックに無理がある、トリックが鮮やかじゃない」ということだと思う。これは私も感じました。なんでこの本に限ってそこを激しく突かれるか?というこの本は島田荘司が主催する本神ミステリワールドスペシャルという企画の第1弾で、帯だったり宣伝文句がとにか島田荘司ばりの奇想天外でとんでもないほど大きな謎を提示してしまってるからだと思う。
消える生首、ボートを漕ぐ首なし死体、空を飛ぶ龍・・・
ここまで言われてテンションが上がらない方がどうかしてますが、確かにこれらの期待に肝心要のトリックが答えられているか?というとこれはちょっと期待外れな感じがしてしまう。なんていうか描写の力に助けられすぎてるかなーってな感じで、多少無理があるトリックになんとか納得しても、そのトリックに鮮やかさがない、というかトリックにヤラレタ感が弱いです。
それってミステリーで致命的なんじゃー?って思うかもしれないんですけど、それであっても余りある本格スピリッツが溢れていると感じました。とにかく終盤のどんでん返しや伏線の回収など、無駄な部分が全くなかったんだなと思わずにはいられない出来だったと思います。この終盤での昂揚感は本格ミステリーでしか味わえないものだと思います。
事件の内容に反して文章が非常に軽く探偵の海老原や警察の浜中のキャラクターがとてもコミカルで重厚な感じはしなかったです。ただとっても読みやすいのも個人的にこの本の良さだと思いました。
約400ページという長さで奇跡的な密度だったと思います。
小島正樹っていう人の作品は初めて読んだんだけど、この人熱い本格を書くな!と思いました。
龍の寺でどんどん人が晒し首にされる殺人事件がどんどん起きる、あらすじはそんな感じ。
ネットで見た感じのこの本の悪い点は「トリックに無理がある、トリックが鮮やかじゃない」ということだと思う。これは私も感じました。なんでこの本に限ってそこを激しく突かれるか?というこの本は島田荘司が主催する本神ミステリワールドスペシャルという企画の第1弾で、帯だったり宣伝文句がとにか島田荘司ばりの奇想天外でとんでもないほど大きな謎を提示してしまってるからだと思う。
消える生首、ボートを漕ぐ首なし死体、空を飛ぶ龍・・・
ここまで言われてテンションが上がらない方がどうかしてますが、確かにこれらの期待に肝心要のトリックが答えられているか?というとこれはちょっと期待外れな感じがしてしまう。なんていうか描写の力に助けられすぎてるかなーってな感じで、多少無理があるトリックになんとか納得しても、そのトリックに鮮やかさがない、というかトリックにヤラレタ感が弱いです。
それってミステリーで致命的なんじゃー?って思うかもしれないんですけど、それであっても余りある本格スピリッツが溢れていると感じました。とにかく終盤のどんでん返しや伏線の回収など、無駄な部分が全くなかったんだなと思わずにはいられない出来だったと思います。この終盤での昂揚感は本格ミステリーでしか味わえないものだと思います。
事件の内容に反して文章が非常に軽く探偵の海老原や警察の浜中のキャラクターがとてもコミカルで重厚な感じはしなかったです。ただとっても読みやすいのも個人的にこの本の良さだと思いました。
約400ページという長さで奇跡的な密度だったと思います。
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