忍者ブログ
おもしろいことをたくさんしたい
[2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

シャーロックホームズシリーズの好きな話を並べるとその人の好みが随分と見えてくるように思います。

ホームズシリーズの魅力は奇妙な導入部と明快な結論にあると思います。赤毛連盟は赤毛連盟という奇妙な連盟に店主が勧誘されたが、しばらくしてすぐに赤毛連盟は潰れてしまったという奇妙な導入部と銀行破りのためのトンネルを掘るため店主を店から遠ざけるためという明快な結論が用意されています。

もちろんそのような話も好きなのですが、自分は一見単純な事件に見えるが実は裏には複雑な事件が絡んでいるという 話が好きです。これは小説だけでなくゲームなど他に自分が興味が引かれる条件でもあるように思います。

自分がホームズシリーズで一番好きな話は地味なイメージがありますが「第2の汚点」(第2のしみ)です。始めは政治的に重要な文章が盗まれるという言ってしまえばただの盗みの事件です。しかし、その事件が近くで起きた殺人事件という一見関係ない事件が、フランス人のスパイの死であり、ホームズはただの偶然ではないと感じ調査をすると事件現場に不審な点を見つけ解決にこぎつけるというものです。

関係ないように見える事件が実は繋がっており、殺人現場での立ち回りから綺麗な事件の後始末までとても素敵な流れだと思います。

また、「6つのナポレオン」も同様の種類として好きです。ナポレオン像が次々と壊されるという普通はただのイタズラにしか見えない事件がその裏、宝石の盗難事件というものに繋がっており合点が行く流れはとても素晴らしいと思います。


「事件に隠されえた意外な事実関係」というのがかなり大きいですね。また、単純な事件は実は巨大な陰謀の一片だったというのも興奮しますね。ある事実とある事実が一見全く関係ないように思えれば思えるほど、事実が繋がった時の驚きや爽快感がたまらないですね。

鮮やかなトリックもいいと思いますが、なんだかトリックの良し悪しにはあまり興味がありません。鮮やかなトリックが好きな方だとホームズシリーズでは「ソア橋の謎」だったり、「まだらの紐」などが好きになるんでしょうか、あとトリックでしたらアガサ・クリスティの方が鮮やかですね。
PR
「シャーロックホームズ 10の怪事件」というゲームブックをご存知でしょうか。
シャーロックホームズファン必読の本なんですが如何せん知名度が無いように感じます。
シャーロックホームズを知っていた方がより楽しめますが、アドベンチャーゲーム好きにもかなり楽しめるものに仕上がっていると思います。完成度は非常に強いです。
残念な事にこの素晴らしい本は二見書房から出ていましたが現在は絶版となってしまっており、amazonやYahooオークションなどでしか入手することはできないと思います。自分はamazonでほぼ新品に近い状態で入手できました。

このゲームブックではシャーロックホームズになりきるのではなくシャーロックホームズの手駒であるウィギンズがリーダーを務めるベーカー街探偵団の一員になってホームズに来た依頼を代わりに捜査するというものになっています。

IMG_2027.JPG

こちらがその本についているものなのですが、どうでしょう、素晴らしいと思いませんか!!
まず、一番後ろに見えるのですがシャーロックホームズの時代、大体1800年後半頃にロンドン市街の地図となっています。もちろん221Bもあり、スコットランドヤードもあり、ホームズ本編に登場した場所もバッチリとあります。これだけでワクワク感が半端じゃない。

まず、捜査に当たる前にホームズの221Bに依頼人がやってきます。依頼人が直接来る場合とレストレード警部がやってくる場合がありますが、まずその事件の概要をよく読みこみ捜査を開始します。
IMG_2033.JPG
ホームズは忙しいので探偵団が捜査することに

事件の概要の中に会社の名前や人物の名前などはその後に英語表記があります。
これをロンドン住所録によって住所を調べ、その住所の場所に証言を聞きにいくというのが主な流れになっています。もちろん、ロンドン住所録にはホテル、病院、居酒屋からロンドンに住む一般人のかたまで幅広い方々が住所録にのっていますが、もちろん事件に関係あるのはその一握りです。重要な人物の証言にも重要でないことと重要でないことが混在しており、取捨選択はゲームのプレイヤーに任せられます。

IMG_2029.JPG
名前がびっしり

IMG_2034.JPG
捜査に関係ない場所にも行けたりします

住所録で調べた住所に証言を聞きにいき、推理を重ねていきます。
また、捜査材料の一つにホームズもオススメしていたロンドンタイムズがありこちらも超重要な情報源となります。一見事件に関連性がないように見られる事件も捜査を進めていくにつれて事件に関連が見つかったり、事件よりも昔の新聞にヒントとなる記事が載っていたり、眺めているだけでも楽しいです。もちろんこの新聞にも事件とは関係のない記事もたくさんありなにが重要か見極めるのが大切になってきます。

IMG_2028.JPG
射撃大会で高得点と取っているモラン大佐

あと、ホームズ御用達の情報源が事前に用意されています。
まずは警視庁にあたるスコットランドヤード。ここではお馴染みのレストレード警部などから警察にしか伝わっていない情報を得ることができます。

死体の死因などを知るには聖バーソロミュー病院、通称バーツに行きミークス卿に検死を行った証言を聞く事ができます。ちなみにこの病院はホームズとワトソンが初めて出会った場所でもありますね。

どのように殺されたのか、などの情報は犯罪学研究所のマレー所長に聞きに行けばきけますね。
ホームズの本編でも登場したポーキー・シンウェルやフレッド・ポーロックにヒントをもらいにもいけます。フレッド・ポーロックは本編でもそうでしたが、暗号によるモリアーティ教授らの事件に対するヒントを間接的に与えてくれます。

政治がらみの事件でしたらホームズの兄、マイクロフトに意見を聞きにディオゲネス・クラブにもいけます。自分は事件に関係がなくともフレッド・ポーロックとマイクロフトの場所には必ず行くことにしてます、色々と楽しいので。

捜査した結果から推理をし、最後に載っているホームズからの質問に答え本の最後に載っているホームズの答えを聞くことになります。また、捜査地点の数や質問への解答から点数をつけホームズに挑戦することができますが十中八九ホームズには勝てないので気にしないほうがいいと思います。

シャーロックホームズの時代のロンドンの雰囲気がよく再現されていたり、ホームズ本編でお馴染みの方たちや場所が登場したり、事件のおもしろさも10の事件それぞれに特色があったり、事件の中にはホームズ本編のオマージュとなっている事件がありニヤリとさせられたりとほぼパーフェクトな出来だと思いますがやや欠点といえるようなところもあります。

1つは、ホームズの解答へ行き着くまでのホームズの捜査地点として、この場所だけでホームズは事件を解決しましたってな感じのものがあるんですが、まずこの捜査地点だけではまず解決はできません。解決に必要な情報が得られるのは確かですが、その少ない捜査地点の証言だけではただの推察にしかならないですね。正直あれだけ推察は確かめなくてはいけないと言っていたホームズにしてはいささか軽率な行動と言わざる得ません。

2つは、証拠がどの事件でも弱いということです。きちんと丁寧に捜査しているとホームズの質問に答えられるだけの推理をすることができる証言や証拠が得られます。中には決定的な証拠と呼べるものもありますが、ほとんどの場合犯人にごねられたら跳ね除けられてしまうような証拠であるように思います。本格的なミステリファンとしてはちょっと納得しずらいのではと思います。

しかし、こんなものが霞んでしまうほどの素晴らしい出来だと思います。ミステリファン、ホームズファン必読です!!!!!





http://ayataka.jp/cm/library/2010_05_bb.html


最近のCMでムカつくもの2本。
ドロリッチの外人のCMと綾鷹の道行くサラリーマンに質問しているCMの2本!

共通点は「何も知らない一般の方に感想を聞いてみました」という体裁をとっている事。
もう、どっちもわざとらしすぎ!

なーにが「ビリバイバイバイ!」「プカプゥカ!」じゃ、ボケェ!
綾鷹の方は「3番は綾鷹でした~♪」って・・・ううわわぁぁあぁあ。気持ち悪い・・・・。なんか体中が痒くなってくる。

CMだからフィクションってそんな事わかってるけど、「何も知らない一般の方に突撃で感想を聞いてみたところこんなに支持されてる!」っていうマッチポンプが生理的に無理。

あと、パンテーンとかのCMもこの2本には及ばないがムカムカきますねー。







 



youtubeにあった板尾係長など。

何があったか考えたくなる一言。これにつきますね。
あと板尾は何考えてるかわからない普通のサラリーマンになりきれるのがすごいと思います。





一人ごっつで放送された「タイムスリップショッピングダンス」。
一人ごっつのDVDの1巻にも収録されていてかなり人気もあると思いますが、
みなさんはこのタイムスリップショッピングダンスのどこが面白いと思いますか。

自分は初め、物価の違いについてテレビショッピング風に紹介する。松本のうまいともヘタとも言えない絶妙なダンスが面白いと思いました。

しかし、DVDに収録されている松本さんと倉本さんの副音声解説を聞いてびっくりしました。

副音声解説ではじめフリップを使って物価について解説してる時は何一つ笑いを入れず「笑いとか嫌いな真面目なひとなやなー。」と松本も言っている。
が、最後に「ターイムスリップショッピングダァーンス」と叫んだところで「なんや!どうしたんや!頭おかしなったんか!」となってポップな音楽に乗せてポロシャツと短パン姿のおっさんが調子よくダンスしながらフレームインしてくる。

ここで松本が「あっ!あいつや!あいつ、あんな奴やったんや!」と言って物価を説明していた人物とダンスを踊っている人間を同一人物と見るのです。これがなんとも面白い!あんな真面目だった人がいきなり子気味よくダンスをし出すと思うとめちゃくちゃ面白いです。

自分はダンス踊ってるおっさんはズラとか被っているので同一人物という視点では初めは見れなかったのですが、「物価を説明している人とダンスを踊っている人を同一人物である」というたった一つの想像力だけでこのコントに恐ろしいほどの面白みがプラスされるのです。

大喜切でもそうですが、お笑いで笑える人とそうでない人の間の「想像できるかどうか」という事がいかに大きな問題であるかという事だと思います。
<< 前のページ 次のページ >>
最新コメント
[05/19 backlink service]
最新トラックバック
ブログ内検索
リンク
プロフィール
HN:
smile
性別:
男性
アクセス解析
忍者ブログ [PR]