おもしろいことをたくさんしたい
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矢吹卓さん
最近はまってるピアニストの方。どストライクのサウンドです!
インストゥルメンタルは聞いていて心地がいい!歌詞がないからガミガミ言われている感じがしなくて落ち着きます。ジャズっぽく、フュージョンっぽいのにガッチリとメロディありなのが最高です。ジャズ好きの人もフュージョン好きの人もプログレ好きの人も気に入ってもらえると思います。
Modern World Symphony、Late Flowersというアルバムが出ていますがどちらも自分の中で完璧です。6月にニューアルバムが出ます。一つ前のLate Flowersはピアノソロアルバムだったのですが、今度はまたトリオだったり、デュオだったするようです、楽しみ!
グランツーリスモ5の方にも「7 days reminiscence」というタイトルで透明感のある素敵な曲を提供しています。
最近はまってるピアニストの方。どストライクのサウンドです!
インストゥルメンタルは聞いていて心地がいい!歌詞がないからガミガミ言われている感じがしなくて落ち着きます。ジャズっぽく、フュージョンっぽいのにガッチリとメロディありなのが最高です。ジャズ好きの人もフュージョン好きの人もプログレ好きの人も気に入ってもらえると思います。
Modern World Symphony、Late Flowersというアルバムが出ていますがどちらも自分の中で完璧です。6月にニューアルバムが出ます。一つ前のLate Flowersはピアノソロアルバムだったのですが、今度はまたトリオだったり、デュオだったするようです、楽しみ!
グランツーリスモ5の方にも「7 days reminiscence」というタイトルで透明感のある素敵な曲を提供しています。
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これはなんというかとてつもない作品ですね!
就活が思うようにうまくいかない人が多い今の時代に必要な小説ではないでしょうか。
私はこの作品は「どのように生きるか、何が真の幸福か」という哲学であるように感じました。
作品の情報を以下のようにまとめたいと思います。
○航空輸送会社の支配人 リヴィエール
部下たちのことを愛してはいるが、それが分からないようにしている。
厳しい規則を課し彼ら自身から脱却させている。
自分の行動に「部下たちを永遠なるものにするため」という目的を見出している。
彼には、この種の人間には、冒険の申請な意義がわからず、彼らが発する称賛の叫びは、かえってその意義を汚し、冒険を成し遂げた人間の価値を減少するとしか考えられなかったp29
人間ではなく、人間の欠点弱さに飛びつく。p32
厳しい規則を雇用者に課すp33
規則というものは、宗教でいうなら儀式のようなもので、ばかげたことのようだが、人間を鍛えてくれるp34
規律により彼ら自身から脱却させてやりたかった。p35
あの連中みんな幸福だ、なぜかというに、彼らは自分たちのしていることを愛しているから。彼らがそれを愛するのは、僕が厳格だからだ。p35
苦悩をも引きずっていく強い生活に向かって彼らを押しやらなければいけないのだ。これだけが意義のある生活だ。p35
部下との友情は部下を裏切ることになるp44
事務員に深い友情を感じたp54
公平、不公平は関係ない。罰することで事故は減少する。p55
彼はあわれみの心は美しいものだとしみじみ思った。
長い年月雇い続けた職人も例外なく罰する。p57
あれらの人々を、みな僕は愛している、僕が戦っているのは彼ら相手ではない。彼らの中をよぎるもの、つまり過失が僕の相手だp60
愛されようとするにはp68
神秘の世界から救うp69
生命力あるものは、生きるために、創造するために、自らの法律を成果圧するために、あらゆるものをけちらかすものなのだ。それは防ぎようのないことだp71
感動は人命を救う手助けにならないp86
事業と、個人的幸福は両立せず、相軋轢するものだからだ。p87
人間の生命には価値はないかもしれない。僕らは常に、何か人間の生命以上に価値のあるものが存在するかのように行為しているが、しからばそれはなんであろうか?p88
老と死とは、彼リヴィエール以上にむごたらしく、それを破壊する。p88
個人的な幸福よりは永続性のある救わるべきものが人生にあるかもしれない。ともすると、人間のその部分を救おうとして、リヴィエールが動いているのかもしれない?もしそうでなかったら、行動というものの説明がつかなくなる。p88
要は彼らを永遠なるものにするp89
人間が死滅することに対してあわれみを感じたのかもしれない。p89
僕らは自分たちを永遠なものにしようと願うべきではないかもしれないが、といって、行為や事物が急に異議を失うものだと考えるべきでもまたない。p103
たた一隻の船のおかげで、人々はいずれも自らに大を加え、自己を超越し、自由になったのだ。p105
生命がこの事業を動かすとき、はじめて、彼は人間の死滅に対して戦っていることになる。p105
生命は、こうした表象を超越して、すでに早くも新しい表象を準備しつつあった。p115
今度、リヴィエールが喫した敗北は、どちらかといえば、最も勝利に近い敗北だった。p115
偉大なリヴィエール、自らの重たい勝利を背負って立つ勝利者リヴィエールp117
○リヴィエールに雇用される人達
・ファンビアン
飛行士。結婚して1か月。行方不明になる。
・ペルラン
飛行士。無事に帰還。
・ロビノー
リヴィーエルに雇われ監督という役目をしている。
部下を厳しい規則で罰する立場にあるため、寂しさを持っていて友情を分かち合いたいと思っている。
リヴィエールに理解を示している。
監督というものは、愛されるためにつくられたものではなく、報告を書くためにつくられたものだから。p32
ペルランと友情を分かち合いたいp36
ロビノーが親切な善意に動かされて、軽率にも、人間の愚かさを証拠だてるために来たものだとしか思えなくなった。p111
○ファンビアンの妻
リヴィエールと面会をし、ファンビアンへの愛情を伝える
夜間飛行という冒険的な行動を通して人間の崇高さというかなにかぼんやりしているが圧倒的なものを描こうとしていると思います。
印象的なのはファンビアンの妻がリヴィエールと面会した時にファンビアンへの愛情を訴えるが、あの場所では普段人間的と思われるような感情が邪魔で利己的で我儘になってしまっている場面です。人間味溢れる感傷が全く無価値であるかのように無下にされました。また、ファンビアンが行方不明になってしまい落ち込むリヴィエールに何か慰めの言葉をかけようとするロビノーに対して、「親切な善意に動かされて、軽率にも、人間の愚かさを証拠だてるために来たものだとしか思えなくなった。」と切り捨てています。リヴィエールもはやそのようなちっぽけな感情ではない、それを超えた(それを崇高であると言うのであれば)崇高な思想で動いているのだと思います。
人間の生命さえも価値がなくなってしまうような、何か人間の命よりも価値のある存在のためにリヴィエールは苦悩しながらも前進し戦っていきます。人間を超越した何か、普遍的な何か、永遠なる何かのためにリヴィエールはファンビアンが行方不明になったということに負けず歩き出します。
ここまでくると凄すぎてなんだかリヴィエールが人間じゃないような、人間を超越した存在になろうとしているように思えます。ニーチェの超人思想も思い出してしまいます。
夜間飛行ではリヴィエールの考えが随所に表れますが、ファンビアンの心の内はあまり文章に出てきません。辛く過酷な飛行の描写は多くありますが、何を思い、何を考えているのか詳しくは分かりません。
リヴィエールは何を考え、部下たちに厳しい仕事を命令しているのかというのは何となく分かるような気がします。なので私が一番知りたいのはファンビアンやペルランという飛行士が何を思い、この夜間飛行という命懸けの仕事を行っているのか、ということです。お金のためだけであれば他にいくらでも楽な仕事はあるように思います。また、ファンビアンの家での描写ではファンビアンはこの仕事を嫌がっているような節はありませんでした。文章に明確に書かれている訳ではありませんが、金銭や名声などというつまらないもののためではないように感じます。ファンビアンやペルランもリヴィエールに服従し、厳しい命令を遂行する事によって自分たちが尊い永遠の存在に昇華されていくのを感じていたのでしょうか。
もちろん、このリヴィーエルのような姿勢が今の社会人に必要なものかどうかは人それぞれが考えることだと思います。ただ、お金や地位や友人といったものだけでなく、人間にとってもっと本質的なもっと大事な何かがあるのではないでしょうか。
余談ですが文庫の表紙は宮崎駿監督が描いており、そこで思い出すのがやはり「紅の豚」です。紅の豚に出てくるマダム・ジーナは3回飛行士と結婚していますが3回とも死別しています。ファンビアンの妻と被るところがあります。
就活が思うようにうまくいかない人が多い今の時代に必要な小説ではないでしょうか。
私はこの作品は「どのように生きるか、何が真の幸福か」という哲学であるように感じました。
作品の情報を以下のようにまとめたいと思います。
○航空輸送会社の支配人 リヴィエール
部下たちのことを愛してはいるが、それが分からないようにしている。
厳しい規則を課し彼ら自身から脱却させている。
自分の行動に「部下たちを永遠なるものにするため」という目的を見出している。
彼には、この種の人間には、冒険の申請な意義がわからず、彼らが発する称賛の叫びは、かえってその意義を汚し、冒険を成し遂げた人間の価値を減少するとしか考えられなかったp29
人間ではなく、人間の欠点弱さに飛びつく。p32
厳しい規則を雇用者に課すp33
規則というものは、宗教でいうなら儀式のようなもので、ばかげたことのようだが、人間を鍛えてくれるp34
規律により彼ら自身から脱却させてやりたかった。p35
あの連中みんな幸福だ、なぜかというに、彼らは自分たちのしていることを愛しているから。彼らがそれを愛するのは、僕が厳格だからだ。p35
苦悩をも引きずっていく強い生活に向かって彼らを押しやらなければいけないのだ。これだけが意義のある生活だ。p35
部下との友情は部下を裏切ることになるp44
事務員に深い友情を感じたp54
公平、不公平は関係ない。罰することで事故は減少する。p55
彼はあわれみの心は美しいものだとしみじみ思った。
長い年月雇い続けた職人も例外なく罰する。p57
あれらの人々を、みな僕は愛している、僕が戦っているのは彼ら相手ではない。彼らの中をよぎるもの、つまり過失が僕の相手だp60
愛されようとするにはp68
神秘の世界から救うp69
生命力あるものは、生きるために、創造するために、自らの法律を成果圧するために、あらゆるものをけちらかすものなのだ。それは防ぎようのないことだp71
感動は人命を救う手助けにならないp86
事業と、個人的幸福は両立せず、相軋轢するものだからだ。p87
人間の生命には価値はないかもしれない。僕らは常に、何か人間の生命以上に価値のあるものが存在するかのように行為しているが、しからばそれはなんであろうか?p88
老と死とは、彼リヴィエール以上にむごたらしく、それを破壊する。p88
個人的な幸福よりは永続性のある救わるべきものが人生にあるかもしれない。ともすると、人間のその部分を救おうとして、リヴィエールが動いているのかもしれない?もしそうでなかったら、行動というものの説明がつかなくなる。p88
要は彼らを永遠なるものにするp89
人間が死滅することに対してあわれみを感じたのかもしれない。p89
僕らは自分たちを永遠なものにしようと願うべきではないかもしれないが、といって、行為や事物が急に異議を失うものだと考えるべきでもまたない。p103
たた一隻の船のおかげで、人々はいずれも自らに大を加え、自己を超越し、自由になったのだ。p105
生命がこの事業を動かすとき、はじめて、彼は人間の死滅に対して戦っていることになる。p105
生命は、こうした表象を超越して、すでに早くも新しい表象を準備しつつあった。p115
今度、リヴィエールが喫した敗北は、どちらかといえば、最も勝利に近い敗北だった。p115
偉大なリヴィエール、自らの重たい勝利を背負って立つ勝利者リヴィエールp117
○リヴィエールに雇用される人達
・ファンビアン
飛行士。結婚して1か月。行方不明になる。
・ペルラン
飛行士。無事に帰還。
・ロビノー
リヴィーエルに雇われ監督という役目をしている。
部下を厳しい規則で罰する立場にあるため、寂しさを持っていて友情を分かち合いたいと思っている。
リヴィエールに理解を示している。
監督というものは、愛されるためにつくられたものではなく、報告を書くためにつくられたものだから。p32
ペルランと友情を分かち合いたいp36
ロビノーが親切な善意に動かされて、軽率にも、人間の愚かさを証拠だてるために来たものだとしか思えなくなった。p111
○ファンビアンの妻
リヴィエールと面会をし、ファンビアンへの愛情を伝える
夜間飛行という冒険的な行動を通して人間の崇高さというかなにかぼんやりしているが圧倒的なものを描こうとしていると思います。
印象的なのはファンビアンの妻がリヴィエールと面会した時にファンビアンへの愛情を訴えるが、あの場所では普段人間的と思われるような感情が邪魔で利己的で我儘になってしまっている場面です。人間味溢れる感傷が全く無価値であるかのように無下にされました。また、ファンビアンが行方不明になってしまい落ち込むリヴィエールに何か慰めの言葉をかけようとするロビノーに対して、「親切な善意に動かされて、軽率にも、人間の愚かさを証拠だてるために来たものだとしか思えなくなった。」と切り捨てています。リヴィエールもはやそのようなちっぽけな感情ではない、それを超えた(それを崇高であると言うのであれば)崇高な思想で動いているのだと思います。
人間の生命さえも価値がなくなってしまうような、何か人間の命よりも価値のある存在のためにリヴィエールは苦悩しながらも前進し戦っていきます。人間を超越した何か、普遍的な何か、永遠なる何かのためにリヴィエールはファンビアンが行方不明になったということに負けず歩き出します。
ここまでくると凄すぎてなんだかリヴィエールが人間じゃないような、人間を超越した存在になろうとしているように思えます。ニーチェの超人思想も思い出してしまいます。
夜間飛行ではリヴィエールの考えが随所に表れますが、ファンビアンの心の内はあまり文章に出てきません。辛く過酷な飛行の描写は多くありますが、何を思い、何を考えているのか詳しくは分かりません。
リヴィエールは何を考え、部下たちに厳しい仕事を命令しているのかというのは何となく分かるような気がします。なので私が一番知りたいのはファンビアンやペルランという飛行士が何を思い、この夜間飛行という命懸けの仕事を行っているのか、ということです。お金のためだけであれば他にいくらでも楽な仕事はあるように思います。また、ファンビアンの家での描写ではファンビアンはこの仕事を嫌がっているような節はありませんでした。文章に明確に書かれている訳ではありませんが、金銭や名声などというつまらないもののためではないように感じます。ファンビアンやペルランもリヴィエールに服従し、厳しい命令を遂行する事によって自分たちが尊い永遠の存在に昇華されていくのを感じていたのでしょうか。
もちろん、このリヴィーエルのような姿勢が今の社会人に必要なものかどうかは人それぞれが考えることだと思います。ただ、お金や地位や友人といったものだけでなく、人間にとってもっと本質的なもっと大事な何かがあるのではないでしょうか。
余談ですが文庫の表紙は宮崎駿監督が描いており、そこで思い出すのがやはり「紅の豚」です。紅の豚に出てくるマダム・ジーナは3回飛行士と結婚していますが3回とも死別しています。ファンビアンの妻と被るところがあります。
世間の領土問題に対する情報の整理をしてみようかなと思います。
どちらの領土か、という結論を出すことを目的としておらず、議論の流れを明確にすることを目的としています。
領土は誰のものだろうか
www45.atwiki.jp/smile1/pages/1.html
どちらの領土か、という結論を出すことを目的としておらず、議論の流れを明確にすることを目的としています。
領土は誰のものだろうか
www45.atwiki.jp/smile1/pages/1.html
アントニイ・バークリーの第二の銃声を読んだ。
でもあんまり楽しめなかった。
トリックがどうとか、そうゆうことではないのだが・・・。
でもあんまり楽しめなかった。
トリックがどうとか、そうゆうことではないのだが・・・。
本格ミステリが好きです。もちろん他のミステリーも好きです。もちろん本格ミステリーが他のミステリーよりも格が上だということはない。本格ミステリーでしか味わえないものがあるとは思います。
本格ミステリの定義は!などというなんとも味気ない議論があったりしますが、自分の中での本格ミステリの条件とは読者に対してフェアであるということだけです。すると次にじゃあ、何がフェアでアンフェアか !てな感じになってきますが、申し訳ないですがそこの答えはないです。自分がフェアだと感じればフェアだし、そうじゃなかったらアンフェアだし。ただ、アンフェアであろうが面白かったら読んで損した気分はしないし、フェアでもつまらなかったら何とも言えないし。
でも、推理の材料が全て読者に平等に与えられている。つまりは解決編を前にして真実が読者の前に晒されているという奇妙な状態。それでもなお解決編においては読者を驚かすことができるということに何か高い志を感じます。
なんというか材料は全てあなたの前にあります、これで何か面白いものができるでしょうかと問われる。材料を見渡して見ても全く意味の分からないものばかりで何か面白いものなどできるはずがない。問題として成立していないように見える。しかし、探偵が現れその目の前にある材料だけで驚愕のものを作り上げてしまう。その挑戦的な態度、鮮やかな手並みにとても惚れているように感じます。
目の前に解答はあった、なのに解答できなかった!という状況ほどしてやられた感が強いものがあるでしょうか。
エラリークイーンという探偵はいつも気取ってばかりで正直友達にはなれないなって感じますが、何故か憎めないのはそれはフェアだからだと思います。別に何も汚い手は使っていないし、裏で秘密裏に何か情報を得ているということもない。読者と同じ状況において1歩も2歩も前に行っているのだから仕方がないとなるのです。
本格ミステリの定義は!などというなんとも味気ない議論があったりしますが、自分の中での本格ミステリの条件とは読者に対してフェアであるということだけです。すると次にじゃあ、何がフェアでアンフェアか !てな感じになってきますが、申し訳ないですがそこの答えはないです。自分がフェアだと感じればフェアだし、そうじゃなかったらアンフェアだし。ただ、アンフェアであろうが面白かったら読んで損した気分はしないし、フェアでもつまらなかったら何とも言えないし。
でも、推理の材料が全て読者に平等に与えられている。つまりは解決編を前にして真実が読者の前に晒されているという奇妙な状態。それでもなお解決編においては読者を驚かすことができるということに何か高い志を感じます。
なんというか材料は全てあなたの前にあります、これで何か面白いものができるでしょうかと問われる。材料を見渡して見ても全く意味の分からないものばかりで何か面白いものなどできるはずがない。問題として成立していないように見える。しかし、探偵が現れその目の前にある材料だけで驚愕のものを作り上げてしまう。その挑戦的な態度、鮮やかな手並みにとても惚れているように感じます。
目の前に解答はあった、なのに解答できなかった!という状況ほどしてやられた感が強いものがあるでしょうか。
エラリークイーンという探偵はいつも気取ってばかりで正直友達にはなれないなって感じますが、何故か憎めないのはそれはフェアだからだと思います。別に何も汚い手は使っていないし、裏で秘密裏に何か情報を得ているということもない。読者と同じ状況において1歩も2歩も前に行っているのだから仕方がないとなるのです。
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